たくさんのおいしい具がのった中華丼は、食べごたえがあって美味しいですよね。
中華丼弁当を学校や職場のランチで楽しむのは素晴らしいことですが、持ち運びの際の問題もあります。
特に、朝に作って昼まで待つ間に、あんかけがどろっと固まってしまうことが心配ですね。
きれいで美味しい中華丼弁当を持ち運ぶための詰め方には、ちょっとした工夫が要ります。
- 中華丼弁当を上手に持ち運ぶ方法
- 効果的な詰め方とそのポイント
- おかずを追加すべきかどうか
これらの点について詳しく見てみましょう。
中華丼弁当の持ち運び方法
中華丼弁当を持ち運ぶときは通常のお弁当と同じようにできますが、特に気をつけたい2つのポイントがあります。
・水分が多く腐りやすいので、できるだけ新鮮な状態で詰めること
これらの点について詳しく見ていきましょう。
ポイント1:あんかけが漏れないようにする
中華丼を持ち運ぶ際、最も注意するべきは、あんかけが漏れ出さないようにすることです。
豊富な具材が含まれるあんかけは中華丼の魅力の一つです。
すぐ食べるときはあんかけをたっぷり使っても大丈夫ですが、お弁当として持ち運ぶ場合は異なります。
特に、あんかけを多めにすると、持ち運び中に漏れる可能性があります。
そのため、あんかけが漏れないように、調理時と詰める時に工夫が必要です。
ポイント2:水分量が多いと腐敗しやすいので、適切に詰める
食材の水分量が多いと、細菌が増えやすくなり、食中毒のリスクも高まります。
特に、食材から出る水分が他の食べ物に移ると、細菌が広がる恐れがあるため注意が必要です。
中華丼は、具とスープを水溶き片栗粉でとろみをつけたあんで結びつけているため、他の料理よりも水分が多く、腐りやすい特性を持っています。
しかし、適切な詰め方をすれば、腐りにくい弁当を作ることができます。
次の章では、中華丼弁当の適切な詰め方と作り方について詳しく解説します。
中華丼弁当の上手な詰め方と調理のコツ
中華丼弁当を持ち運ぶときは、「腐りにくく、漏れにくいあんかけの作り方と詰め方」が大切です。
この部分では、調理と詰め方の工夫を説明します。
中華丼弁当の調理のコツ
・通常より固めのあんを作る
中華丼はいろいろな材料を使えるのが魅力ですが、弁当で持ち運ぶときは、水分の多い材料を避けましょう。
特に、以下の材料は避けたほうがいいです。
避ける材料の例
- もやし
- キャベツ
- チンゲン菜
- 豆腐
これらの材料は水分をたくさん含んでおり、時間が経つとさらに水分が出ることがあります。
豆腐やキャベツを使った中華丼も美味しいですが、お弁当では不向きなことが多いです。
また、しっかりと固いとろみのあんを作ることが重要です。
・片栗粉の比率を上げるとダマができやすくなるので、ダマを防ぐためには火から一旦離してから片栗粉を加えると良い
・あんを沸騰させてから、少なくとも1分以上は続けて混ぜること
加熱時間が足りないと、時間が経つとあんが緩くなってしまうため、十分に加熱することが大切です。
長く加熱するととろみが強くなりますが、5分から10分以上加熱し過ぎると、食材から水分が出すぎてしまい、時間が経つとあんが再び緩くなってしまいますので、中華丼弁当には向きません。
手間はかかりますが、この方法であんかけを作ると、時間が経ってもあんが緩くならず、漏れにくく腐敗しにくい中華丼弁当が作れます。
中華丼弁当の詰め方のコツ
中華丼を作った後、お弁当箱に詰める際には水分のコントロールが重要です。
たとえ固めのあんを使っても、時間が経過すると具から水分が出やすいです。
中華丼は他の丼ぶりと比べて水分が多めなので、特に暑い季節や弁当が傷みやすい環境では、中華あんとご飯を別の容器で持ち運ぶことをおすすめします。
食べるときには、ご飯の上に中華あんをかけるだけでOKです。
コンビニの中華丼弁当を見ると、ご飯とあんが直接触れないように仕切りがついているものが多いですよね。
あの仕切りは非常に便利で、市販されているか気になるところです。
中華丼弁当におかずは必要か?
中華丼にはすでに多くの具材が含まれているため、別のおかずが必要かどうか迷いますよね。
おかずとしては何を選んでもいいのですが、中華のテーマを統一するために、シュウマイ、春巻き、春雨サラダなどのサイドディッシュがおすすめです。
シュウマイや春巻きは冷凍品を使っても大丈夫です。
手間を省くために冷凍品を活用するのが良いでしょう。
さらに便利なのは、冷凍品をそのまま弁当箱に入れることです。
これで保冷剤の役割も果たし、食品の安全性が向上しますよ。
おかずを選ぶときは、腐敗を防ぐために中華あんとは別の容器に入れて持ち運ぶと良いでしょう。
中華丼弁当の持ち運び方のまとめ
中華丼弁当を持ち運ぶ際のポイントを以下にまとめました。
・中華あんは水分を多く含む具材を控え、普通よりも少し固めに作ると良いです。
・中華丼を持ち運ぶときには、中華あんとご飯を別々の容器に入れて携帯しましょう。
・中華丼に付けるおかずとしては、シュウマイや春巻きなどの中華系の食品を選ぶと統一感が出ます。
中華丼は多くの具材が入っており、満足感のあるランチにぴったりです。
自分で作ることで好みに合わせて調整でき、とても便利です。
完成した中華丼弁当には保冷剤を入れ、保冷バッグを使用することで、食中毒のリスクをさらに減らし、安全に楽しむことが可能です。
ぜひ、この方法を試してみてください。