「ゆで卵」は、調理が簡単でお腹もしっかり満たされる、とても便利な食材です。
特に忙しい人や手軽にお弁当を用意したい人にぴったりです。しかし、ゆで卵は傷みやすいので、お弁当に入れる時は特に気をつける必要があります。
この記事では、お弁当のゆで卵の持って行き方で最適な方法と、季節ごとに役立つ具体的なアドバイスを紹介します。
お弁当に持っていくゆで卵のコツ！前日の調理は避けるべき？
お弁当でゆで卵を楽しむコツを押さえることは、味を保つために大切です。
ここでは、新鮮でおいしいゆで卵を楽しむための重要なポイントをご紹介します。
殻を残すか剥くか?
ゆで卵を新鮮に保つ一番の方法は、殻をつけたまま持ち運ぶことです。
これにより、鮮度が長持ちし、細菌の付着も防げます。
殻がついたままの状態であれば、冷蔵庫で3～4日保存できますが、殻を剥いた場合はその日のうちに食べるのがおすすめです。
ただし、殻にひびが入っていた場合は、2日以内に食べることが望ましいです。
茹で具合の選択
お弁当には、腐りにくい固ゆでが適しています。
固ゆで卵を作るには、お湯が沸騰した後に10〜11分茹でるのが一般的。
さらに固い卵が好みなら、12分茹でるとよいでしょう。
正確な時間を測るにはタイマーを使うと便利ですよ。
相性の良いおかずを選ぶ
お弁当に梅干しを入れると、ゆで卵との相性が良く、また、長持ちします。
梅干しに含まれるクエン酸は抗菌効果があるため、ゆで卵の近くに置いたり、ごはんに混ぜることで、保存効果を高めることができます。
また、お弁当の蓋の内側にわさびを塗ると、保存性が良くなる効果もあります。
前日にゆで卵を準備するリスク
ゆで卵を作るのは意外と時間がかかります。
特にお弁当用には、冷ます時間が必要です。
冷却する際は、菌の混入を防ぐため、水に浸さず自然に冷ます方が良いのです。
ですので、前日にゆで卵を用意したいと思うかもしれません。
「前日にお弁当用のゆで卵を準備するのは腐敗のリスクがあるかも？」
と心配になることもあるでしょうが、心配は不要です。
ただし、前日に殻を剥かないことが大切です。
夜にゆで卵を作って、冷蔵庫でしっかり冷やせば、翌日のお弁当に新鮮で美味しいゆで卵を入れることができます。
適切な冷蔵方法を守れば、問題はありません。
お弁当にゆで卵を活用！季節別の注意点を紹介！
ゆで卵をお弁当に取り入れる基本を理解したら、次に春から冬まで、季節ごとに安全にゆで卵を持って行く方法をご紹介します。
これで食中毒のリスクも減らせます。
春から秋の暖かい間
日本は気候変動の影響で、夏だけでなく他の季節にも気温が高くなることがあります。
そのため、これらの時期にゆで卵をお弁当に入れる際は、特に注意が必要です。
「固茹で」または「煮卵」の選択
ゆで卵を使用する際には、「固茹で」がおすすめ。
特に暑い日は、「煮卵」が適しています。
煮卵に含まれる塩分が腐敗菌の増殖を抑えるため、腐敗のリスクが低減されます。
ただし、「半熟の煮卵」ではなく、「固茹での煮卵」を選ぶことが大切です。
保冷グッズの活用
春から秋にかけては、お弁当の温度を適切に保つために保冷剤や保冷バッグを使うことをおすすめします。
保冷剤はお弁当の温度を適切に保ち、保冷バッグは外部の環境からお弁当を保護します。
特に暑い日には、これらのグッズがとても役立ちます。
冬の寒い期間
冬は気温が低いため、固茹でのゆで卵が腐る心配はほぼありません。
気温が20℃以下の場合は、保冷剤を使う必要はありません。
「卵ケース」の活用
外出時にコンビニでお弁当を買うときなど、追加でゆで卵を持ち歩きたい場合、卵ケースがとても便利です。
卵ケースを使うことで、卵が傷つかずに美味しさを保つことができます。
まとめ
お弁当にゆで卵を持っていく際は、以下の点を覚えておくと便利です。
・殻を剥いた後でも、冷やしておいてその日のうちに食べれば大丈夫
・柔らかい半熟よりも固く茹でた卵の方が良い
・前夜に調理しても大丈夫ですが、殻は剥かずに残しておくこと
・梅干しを加えると、抗菌作用があります
これらのポイントを守れば、どの季節でも安心してゆで卵を楽しむことができます。
お弁当にゆで卵を入れるときは、ぜひ参考にしてください。
