ズッキーニはヨーロッパで人気の野菜で、煮ると甘く、グリルすると風味が豊かになります。
切ると水が出て、手にヌルヌルした感じがすることもあります。
このヌルヌルした感じは何でしょうか？
それは腐っているサインでしょうか？
食べても安全でしょうか？
実は、ズッキーニには自然にネバネバする成分が含まれていますが、これは問題ないことです。
ズッキーニのこの成分の正体、栄養価、保存方法について説明します。
ズッキーニがネバネバする原因と安全性について
初めてスーパーマーケットでズッキーニを買ったとき、どう扱うか分からず困りました。
切ってみると、水分が滴り落ち、ヌルヌルとした感触に驚いたことを覚えています。
見た目は普通だったので、果たして腐っているのかと不安になりました。
しかし、ズッキーニのヌルヌルはタンパク質と糖が結びついたもので、オクラやナメコにも見られるネバネバと同じ種類です。
ズッキーニは水分が多く含まれているため、新鮮なうちは特にそのネバネバが目立つことがありますが、これは新鮮である証拠とも言えます。
逆に、腐ると色や形が変わり、水分も減少するのが特徴です。
購入する際は、表面がつややかで張りのあるズッキーニを選ぶことがポイントです。
ズッキーニのヌルヌルを手から落とす方法
ズッキーニを切った後、そのネバネバが手に付いてしまうことがあり、敏感肌の人はかゆみを感じたり、手が赤く腫れることもあるかもしれません。
このヌルヌルは水溶性なので、通常は水で洗い流すだけで簡単に落ちますが、手に残ることがある場合はお酢が役立ちます。
米酢やりんご酢を少し手に取り、それでマッサージした後、洗い流すとネバネバが中和され、手が元の状態に戻ります。
洗い終わった後は、ハンドクリームでしっかりと保湿することを忘れないようにしましょう。
ズッキーニの栄養成分と効果的な保存方法
初めてズッキーニを買った時、どう料理すればいいか分からず、衝動買いをしました。
外見がキュウリに似ていたので、サラダに生でスライスしてみましたが、美味しくなく、配偶者にも不評でした。
その後の調査で、ズッキーニは生ではおすすめされていないことがわかりました。
食べられないわけではないですが、おいしく感じなかったのです。
ズッキーニは外見こそキュウリに似ていますが、実はカボチャの一種です。
加熱することで栄養素が活性化し、味も良くなります。
ズッキーニには、β-カロテンや葉酸、ビタミンC、ビタミンB2、食物繊維が豊富に含まれています。
新鮮なズッキーニを長持ちさせるには、水分を保持することが重要です。
保存は、新聞紙に包んで冷暗所か冷蔵庫で行うと良いでしょう。
この方法なら約10日間保存が可能です。
さらに長く保つ方法としては、冷凍が便利です。
ズッキーニを輪切りにして、ジップロックバッグに入れ、空気を抜いた後、冷凍庫で保存します。この方法なら約1か月間保存できます。
凍ったまま調理可能なので、使い勝手も良いです。
まとめ
ズッキーニのネバネバの正体や栄養価、保存方法について詳しく解説しました。
ズッキーニのネバネバは新鮮さの証拠で、手についたヌルヌルはお酢で簡単に落とすことができます。
ズッキーニは水分を保つことが大切で、新鮮なズッキーニは食欲を増進させる効果もあります。
冷凍保存も適切に行えば、いつでも栄養豊富なズッキーニを楽しむことができます。
