家庭で作った余ったパスタは、冷凍してお弁当の料理として活用すると節約になります。
パスタは冷凍保存できるんです！
事前にたくさん作って冷凍しておけば、料理の手間が減ります。
暖める設備がない場所でも美味しく食べられるように、茹で加減やソースを工夫すると、冷めても美味しく、固まりにくくなります。
市販の冷凍パスタを選ぶ時は、自然解凍で美味しく食べられるタイプを選ぶと、お弁当の持ち運びが楽になりますよ♪
お弁当でパスタを美味しく楽しむコツを紹介しますので、ぜひ試してみてください。
お弁当に最適！冷凍パスタのおいしさを保つコツ
お弁当に冷凍パスタを持っていくなら、美味しさをしっかり楽しみたいですよね。
温かい時のパスタは最高ですが、冷たくても、冷凍した場合でもおいしさを保てる方法があります。
実は、お弁当用に冷凍パスタを持って行く際に、美味しく食べるための工夫がいくつか存在します。
たとえば、パスタを短く切ることや、味付けを濃いめにすることで、時間が経っても風味が保たれるようにすることができます。
ただ、自然解凍だけで食べるのはおすすめしません。パスタは加熱してから冷ましたものを持って行くか、食べる直前に再加熱すると良いでしょう。
それでは、お弁当に適した冷凍パスタの作り方を紹介します。
パスタの麺を短くする
お弁当に最適な冷凍パスタを作るためには、パスタを短めにすることがコツです。
パスタは茹でて時間が経つと、麺同士が絡まり固まりやすくなります。
冷凍する際には、初めから麺を短くしておくと、絡まりにくく、また食べやすくなります。
乾燥パスタを茹でる前に折ると便利です。
我が家では、パスタを茹でる時には必ず折ります。小さな子供も食べやすくなりますし、おすすめです。
さらに、マカロニや他のショートパスタを使うのも良い方法です。
ペンネやリガトーニなどの溝付きパスタを使うと、麺同士がくっつきにくく、さらに食べやすくなります。
茹で時間は短くする
お弁当用の冷凍パスタを作る際、パッケージに記載されている茹で時間から2～3分短くするのがおすすめです。
この工夫は、時間が経つとパスタが水分を吸収し続けて、柔らかくなりすぎるのを防ぐためです。
表示された時間より短く茹でることで、食べる時にちょうど良いアルデンテの食感を保つことができます。
ソースの調整
冷凍パスタをお弁当にするときは、ソースの調整も大切です。
ソースが乾燥しないようにすることが重要です。
ソースが乾燥する主な原因は、その水分が蒸発してしまうことです。
これを防ぐには、ソースの濃度を適切に調整することがカギです。
濃厚なソースは水分が少なく、パスタが余計に水分を吸い取り、パサパサになってしまう可能性があります。
逆に、薄めのさらさらとしたソースは、食べる時まで水分を保ちやすく、パスタを美味しく保つことができます。
また、パスタとソースを別々に持っていく方法もおすすめです。
パスタは冷凍状態で持って行き、ソースは別の容器に入れておきます。
食べる直前にソースをかければ、フレッシュで美味しい状態で楽しめます。
この方法は、パスタが柔らかくなりすぎるのを防ぐだけでなく、ソースの水分で麺がほぐれやすいという効果もあります。
ただし、冷えると固まりやすいクリームソースやミートソースは避けた方が良いでしょう。
濃い味付けで風味を強化
お弁当で食べる冷凍パスタは、味付けを濃くすることをおすすめします。
冷たい料理は味が弱まりがちですから、特にパスタの場合はしっかりとした味付けが必要になります。
普段よりも少し濃いめに味をつけることで、食べる時にちょうど良い味わいになります。オイルベースのペペロンチーノや、めんつゆを使った和風パスタなどが特におすすめです。
塩分を控えたい場合は、海苔や大葉などのトッピングを加えると、風味が豊かになり味のアクセントもプラスできます。
これらのトッピングは別に持っていき、食べる直前に加えると良いですね。
市販のパスタソースを使って簡単に
自家製の冷凍パスタも良いですが、市販の即席パスタソースを使うと、さらに手軽にパスタランチが準備できます。
あらかじめ茹でた麺をランチボックスに入れ、食べる直前にパスタソースをかけるだけです。
ソースは持ち運びやすく、スープジャーのようにかさばる心配もありません。
開封してかけるだけなので、調理の手間もかかりません。
この方法はパスタが固まりにくく、ほぐしやすいですし、多くのメリットがあります。
私のおすすめは、本格的なミートソースの即席パスタソースです。
これを使えば、家で簡単にレストランの味を楽しめます。
さらに、炒めた合い挽き肉を加えると、より味わい深くなります。
お弁当に冷凍パスタを持っていくとき自然解凍しない方が良い理由
冷凍パスタをお弁当にする場合、解凍の仕方が大切です。
電子レンジが使えるなら安心ですが、使えない場合もあります。
・自然解凍でパスタを準備するのは大丈夫なのか
・味は変わらないのか
と心配されるかもしれませんが、自然解凍はおすすめできません。
その理由を説明します。
味と食感が悪くなる
お弁当用の冷凍パスタを自然解凍すると、解凍する間に水分が出てきてしまいます。
この水分でパスタが水っぽくなったり、ソースが薄まってしまい、味全体が落ちます。
さらに、パスタの食感も悪くなり、期待していた食感とは違ったものになりがちです。
衛生的な懸念点
自然解凍すると、冷凍パスタから水分が多く出ることがあります。
この水分が雑菌の増殖を助ける恐れがあります。
また、常温で長時間放置すると、品質が落ちるだけでなく、食中毒のリスクも高まるため、食べる前には加熱することが推奨されます。
冷凍パスタの製造メーカーも、味や品質を保つために、電子レンジで加熱することを勧めています。
これは、家庭で作る冷凍パスタにも同じく適用されるべきです。
詰める前の加熱と冷却
冷凍パスタをお弁当にする時は、お弁当箱に入れる前に加熱し、粗熱を取ることが大切です。
これにより、パスタの品質が保たれ、食品の安全性も高まります。
さらに、保冷バッグや保冷剤を使うと、温度変化を少なくし、食品が傷むのを防ぐことができますね。
「自然解凍OK」と表示されている場合は加熱不要
冷凍パスタの自然解凍を避けるべきとお話ししましたが、パッケージに「自然解凍OK」と書かれている市販の冷凍パスタは例外です。
これらは自然解凍でも美味しく食べられます！
このタイプの冷凍パスタは、お弁当に入れると保冷剤としても役立ち、特に暑い季節には最適です。
必ず、購入時は製品に「自然解凍OK」と書かれているかを確認してください。
「自然解凍OK」の製品は、35℃の環境下で9時間保存した後、厳しい細菌テストをクリアしていて、自然解凍が安全であることが保証されているのだそうです。
その一方で、この表示がない製品は常温保存を前提としていないため、自然解凍での使用はお勧めできません。
お弁当で冷凍パスタが固まらないようにする方法は？
お弁当に冷凍パスタを持っていくと、しばしば麺が固まってしまう問題があります。
麺がくっついて一つになることや、乾燥して美味しさが落ちることもありますよね。
冷凍パスタを持っていく際には、解凍した後にお弁当箱に詰めるのが一般的な方法です。
美味しさが損なわれる主な原因は、解凍時に水分が蒸発し、麺が硬くなったり乾燥したりすることにあります。
この問題を避けるためのカギは、麺に油を軽くまぶすことです。
この方法で麺を柔らかく保ちつつ、味も保持できます。
具体的な方法を以下で詳しく説明していきますので、ぜひ試してみてください！
長いパスタは短く折る
お弁当に長いパスタを入れる時、茹でる前に半分に折ると調理が便利です。
以前も述べましたが、これはパスタが冷えても固まりにくくするためと、食べやすくするためです。
麺が互いに絡まないようにし、食べやすくするためにも、麺を短くすることをお勧めします。
ぬめりを除去する
お弁当用の冷凍パスタが冷えて固まる原因は、麺から出るデンプンにあります。
麺を熱湯で茹でると、デンプンが粘りを帯びて柔らかくなりますが、冷えると固まりやすくなります。
そのため、茹であがった麺をすぐにザルにあげて、冷水で洗うことが大切です。
うどんやそばを茹でた後にするように、表面のデンプンをしっかり洗い流すことで、冷めても麺がくっつきにくくなります。
この方法で、冷えても美味しく食べられるパスタを準備することができます。
油膜で麺をコーティング
お弁当用の冷凍パスタが固まらないようにするためには、麺に油を塗ると効果的です。
使用する油はお好みで選べますが、オリーブオイルやサラダ油がパスタによく合い、おすすめです。
バターは風味が豊かで良いですが、冷えると固まる性質があり、お弁当には使わない方が良いでしょう。
ソースとの絡め方
パスタをお弁当に詰める際は、衛生的な理由からも、冷たい状態で詰めるのが望ましいです。
そのため、できればパスタを再加熱せずに、冷たいままソースと絡めることを推奨します。
市販のソースを使う場合は、ソースだけを耐熱容器に入れて短時間で加熱すると良いでしょう。
冷たいパスタとスムーズに絡めて、すぐにお弁当箱に詰めることができます。これは時間節約にもなります。
また、加熱不要の市販ソースを利用すれば、さらに手軽においしいパスタ弁当を作れます。
ただし、クリーム系のソースは冷えると質感が悪くなりがちなので、温め直しのできない場所では避ける方が無難です。
一口サイズに丸めて詰める
パスタをお弁当に詰める際は、フォークを使って一口サイズに丸めて詰めると便利です。これにより、パスタが固まるのを防ぎやすくなります。
完全に丸める必要はありませんよ。大まかな形で十分です。
この方法であれば、もしパスタが少し固まっても、取り出しやすく、全体がひとつにくっつくことを防ぐことができます。
クリームパスタが食べたいときはスープジャーで
冷えたクリームパスタやミートソースは、食感が損なわれることがあります。
もしクリームパスタやミートソースを食べたくなったら、パスタとソースを分けて持っていくのが良いでしょう。
パスタはタッパーやお弁当箱に入れ、加熱したクリームソースやミートソースは保温できるスープジャーに入れて持参します。
スープジャーを使うことで、食べる時には温かいソースをパスタにかけるだけで、出来立ての美味しさを楽しむことができます。
ぜひこの方法を試してみてください。
まとめ：冷凍パスタを活用したお弁当のコツ
お弁当に冷凍パスタを使う際のポイントです。
・パスタを短く折り、茹で時間を短くする。
・使うソースは味が濃くてサラッとしたものがおすすめ
・自然解凍は避ける。
パッケージに「自然解凍OK」と書かれている製品なら加熱せずに使えます。
・パスタが固まらないようにするためには、茹でた後に冷水で洗うか、オリーブオイルを絡めましょう。
・クリームソースやミートソースを使いたい場合は、ソースを別の容器に入れて持って行くと便利
ぜひ、これらの方法をお弁当に取り入れてみてください。
