小学3年生になると、習字の授業が始まります。
昔は学校で洗っていた筆も、今では持ち帰り自宅で洗うよう指示がある小学校も多いようです。
我が子も月に1~2回筆を持ち帰ってきますが、子供が自分で洗うとそれは洗面台や周りの壁、床が悲惨な状態になります。
今までは洗面台や壁に飛び散った墨の後始末にヒーヒー言っていましたが、我が家ではペットボトルを使った洗い方に変えただけで、格段に汚れることなく洗うことができるようになりました。
この洗い方だと子供だけで洗う事も可能ですし、水を出しっぱなしにしないで洗えるので節水にもなります。まさに、一石二鳥。
今回は、ペットボトルを使った筆の洗い方や乾かし方・保管方法などをご紹介していきます。
もう、子供が筆を持ち帰ってきてもビクビクしない生活を手に入れましょう(笑)
ペットボトルを使った習字筆の洗い方。気をつけた方が良いポイントとは?
洗面台を悲惨な状態にさせない為にも習字筆はペットボトルを使って洗うのが便利です。
用意するものは至ってシンプルです。
用意するもの
空のペットボトル(500mlがちょうどいいです)
以上。
これだけです。
洗い方もとても簡単です♪
まず、3分の1くらいに水をいれます。その中に筆を入れて掻き回すように筆をぐるぐるしたりゆらゆらさせたり、、、。
水を変えて、またぐるぐるとゆらゆらさせながら洗います。これを何度か繰り返すだけ!
5~6回程度繰り返し、ペットボトルの水が透明になってきたら完了です。
太筆も小筆も同じように洗う事が可能です。
今まで、洗う度に色々飛び散って後始末が大変だった洗面台も飛び散りなし。
習字筆は、ペットボトルを使うだけで格段に楽になります。
この方法なら、お子さんだけでも楽しくできますよね(^^)
ちなみに、流水でバーッと洗う方法は筆が傷む原因になりますのでお勧めではありません。
もし流水で洗う場合は、優しく揉み洗いをしましょう。
ペットボトルで洗う方法で気をつけるべき2つのポイント
ご紹介した方法はペットボトルで簡単に洗えますが、気をつけた方が良いポイントがありますので合わせてご紹介します。
まず、1つ目は筆をグリグリ押し付けて洗わないこと。
お子さんは楽しくてついグリグリと洗ってしまいがちです。我が子も最初はグリグリと押し付けて洗っていました。
グリグリと押し付けて洗ってしまうと筆が傷んでしまいますので、毛先は容器の底を擦らないようにしましょう。
(注意点を伝えてからは、優しくユラユラと洗っています。)
2つ目は、筆の根元に墨が残ってないかを確認しましょう。結構筆の根元は墨が残りがちに。
根元に残った墨をほおって置くと、カチコチになって筆割れの原因にもなってしまいます。
洗い終わったら一度根本がちゃんと洗えているかチェックしましょう。
習字筆を洗う時は、石鹸は使った方がいいの?使わない方がいい?
どうせ洗うなら新品のようにサラサラにしたい、と石鹸使った方がいいと思われる方もいらっしゃるかもしれません。
私も、なんなら毛だからシャンプーしてトリートメントとかしたら、サラサラになるのではないかと思っていました
結論から言うと、石鹸は使ってはいけません。
習字筆は、動物の毛で作られているので石鹸で洗うことによって毛に着いていた油が落ちてしまうのです。
そうすると、毛同士の摩擦が強くなりゴワゴワでバリバリの書きにくい筆になってしまうのです。
筆は決して石鹸などは使って洗わないように注意しましょう。
もう、カビ臭くさせない!筆の乾かし方と保管方法
せっかく綺麗に洗っても、乾かし方や保管方法を間違えるとカビ臭くなってしまいます。
カビ臭くならない筆の乾かし方と保管方法をご紹介します!
洗い終わった筆は、穂先を下にして吊るして乾かします。ほとんどの筆が吊るせるように紐がついていると思います。
乾かす際は、直射日光は避けてください。
完全に乾くまでには数日かかるのでハンガーなどに掛けて風通しのいいところで乾かしましょう。半日乾かしただけだと中の方がまだジメジメしている状態です。
この状態で保管してしまうとカビが生えたり、臭いの原因になってしまいます。
完全に乾けばカビが生えたりカビ臭くなることはないので、筆巻などに巻いて保管しておけば大丈夫です。
まとめ
習字筆を洗う際は、ペットボトルで洗うと洗面台を汚さずに洗う事ができます。
その際に注意することは、
・筆はグリグリ洗わない
・根元もしっかり洗うこと
・石鹸は使わない
・吊るしてしっかりと乾かして保管
これで、洗面台が墨で真っ黒なんて事もなくなりますし、
この方法だと水を出しっぱなしで洗わないので節水にもなります。
そして筆も傷まないので長く使う事が出来ます。
また、子供だけで洗う事ができるので空いた時間を他の家事にも回せます。
是非、習字筆を洗う時はペットボトルで洗う方法をお試しください。