カレーを鍋に入れたまま冷蔵庫で保存する時は、鍋をよく冷ましてから冷蔵庫に入れましょう。
しっかりと密封することも大切です。
食べる前には、カレーの色や香り、味が変わっていないか確かめてください。
この方法で保存したカレーは、だいたい2日から3日持ちます。
本文では、鍋に入れたカレーの保存方法とその期間について、さらに詳しく説明します。
鍋ごとカレーを冷蔵保存する方法
カレーを鍋ごと冷蔵庫で保存する際は、まず鍋をしっかりと冷ましましょう。
カレーを鍋ごと冷蔵庫で保存する手順
ここで、カレーの冷却から保存までの手順を紹介します。
- 大きなボウルや洗面器に氷水を用意し、その中にカレーを入れた鍋を置きます。
- しゃもじで時々かき混ぜながら、カレーを迅速に冷却します。
- 冷えたら、カレーが入った鍋のフタをしっかりと閉めます。
- 冷蔵庫内に鍋を置くスペースを確保し、保存します。
鍋ごとカレーを冷蔵保存する際のポイント
鍋ごとカレーを冷蔵保存する際には、以下のポイントを守りましょう。
- 充分に冷ます
- しっかりと密封して保存する
- 食べる前には必ず加熱する
これらの手順を守れば、カレーを安全かつ効果的に保存できます。
充分に冷ます
普通、食べ物はお皿に移してラップをして冷蔵庫に入れますが、鍋に入ったカレーは量が多いので冷めにくいです。
自然に冷ますと4~5時間かかり、その間にウェルシュ菌が増えることがあります。
かといってカレーを温かいうちに冷蔵庫に入れると、冷蔵庫の温度が上がり、他の食べ物に影響したり、電気を無駄に使うことになります。
おすすめの方法は、鍋ごと冷水をはった桶などにつけて冷ますことです。
鍋の中のカレーを時々かき混ぜると、均一に早く冷めます。
混ぜることで酸素が入り、ウェルシュ菌の増殖も抑えられます。
密封性を確保して保存する
カレーが冷めたら、冷蔵庫に入れる前にしっかりと容器を密封することが大切です。
隙間があると菌が繁殖しやすくなり、また、カレーが乾燥してしまう恐れがあります。
カレーは匂いが強いですが、密封することで他の食べ物に匂いが移るのを防ぎます。
もし鍋の蓋が冷蔵庫の棚に当たる場合は、蓋を取り、ラップをしっかりとかけるとよいですよ。
コンロで再加熱して食べること
冷蔵庫で保存したカレーを温める時は、コンロを使うのがおすすめです。
弱火でゆっくりとかき混ぜながら、カレーが全体に均等に温まるまで加熱します。
もちろん、保存したカレーを別の皿に移して、電子レンジで温める方法もありますが、この方法だと加熱が不均一になりやすく、部分的に熱くなりすぎたり、十分に温まらない部分が残ることがあります。
それによって食中毒のリスクが高まるため、コンロで均一に加熱することが推奨されます。
鍋ごと冷蔵保管したカレーを食べる前に確認すべきこと
カレーは傷みやすい食品なので、冷蔵で保存したカレーを食べる前には次の点をチェックしましょう。
・カレーの色が変わっていないか。
・変な臭いはしないか。
・味に違和感がないか。
カレーに変色や不快な臭い、味の違和感がある場合は、食中毒の危険があるため、食べずに捨てるべきです。
鍋ごと冷蔵庫でカレーを保存すると、どれくらい日持ちする?
鍋ごとに冷蔵庫でカレーを保存すると、通常は2~3日間 日持ちます。
ただし、具材によって持ち時間が変わるため、食べる前には腐敗していないかを必ずチェックしましょう。
特にシーフードカレーやジャガイモが含まれるカレーは腐りやすいと言われています。
例えば、ジャガイモを使わないカレーであれば、豚肉や人参、ほうれん草、きのこを入れても4日間は問題なく保存が可能です。(我が家の例です)
また、カレーを毎日加熱することがおすすめです。
加熱する際は、よくかき混ぜて均等に熱を通すことで、菌の繁殖を抑えることができます。
3日を超えても食べる場合は、一食分ずつに分けて冷凍用の容器や袋に入れ、冷凍保存しましょう。
冷凍したカレーは最大で1か月保存できますが、早めに食べることがおすすめです。
まとめ
ここでは鍋に入ったカレーをどのように冷蔵庫で保存するかと、保存できる期間についてお話ししました。
・まず、冷水を使ってカレーを素早く冷却します。
・次に、鍋に蓋をして冷蔵庫で保存します。
・この方法でのカレーの冷蔵保存は、2~3日が適しています。
・3日以上保存する場合は、冷凍を考えましょう。
翌日に食べるカレーは、作った日よりも味がなじんでまろやかになり、さらに美味しくなります。
おいしいカレーを作り置きするときに、この記事がお役に立てばうれしいです。